Orthostatic dysregulation起立性調節障害

Orthostatic dysregulation起立性調節障害

起立性調節障害とは

起立性調節障害は、主に思春期前(小学校ころ)から思春期(中学~高校~)に起きやすい、自律神経の調節の未熟性からくる「身体、心の不調」です。
朝に調子が悪く、昼くらいから回復してくるため、これを本人のやる気の問題にしてしまうと子どものモチベーションが低下してしまいます。まわりの大人の方々は症状の日内変動に留意し、こどもを追い詰めることのないように注意してください。

起立性調節障害とは 南千住こどもクリニック

どんな症状がでるの?起立性調節障害の症状

立ちくらみ、めまい、目の前が暗くなる(脳貧血)、動悸などの多種の症状があります。また自律神経症状として腹痛、頭痛、倦怠感、朝起き不良などの症状もあります。
朝に調子が悪く投稿できず、午後に元気になり遊び出すため、不登校や怠けと思われやすいのですが、自律神経症状です。
自律神経症状として、頭痛・腹痛・倦怠感などがあります。
人によってはこれらが強く出ることもあり、診断に苦慮することもあります。

お子様にこんな症状やお悩みありませんか?

起立性調節障害の原因

自律神経は交感神経(活動的にする働き)と副交感神経(リラックスする働き)の2つの神経系で構成されています。

夜間はリラックスして眠るため副交感神経が優位で、朝に起きると活動するために交感神経が優位になります。
この切り替えがうまく行かないと朝になかなか起きられず調子が悪く、次第に交感神経が優位になると元気が出てくることが多いようです。

https://minamisenju-kodomo-clinic.jp/wp-content/uploads/2022/10/orthostatic_04.png

起立性調節障害の診断・治療

診断

問診にて起立生調節障害を疑います。同じような症状を呈する他の疾患を除外するため血液検査などを行います。「新起立試験」にて血圧心拍数などを測定し診断します。

治療

<生活改善>
水分や塩分をしっかりとるように心がけます。また規則正しい生活、ウォーキングなどの軽い運動の習慣、弾性ストッキングの使用なども推奨されます。
<薬物療法>
交感神経機能を亢進させ血圧を上昇させる薬物を用います。また漢方薬などを使う場合もあります。

https://minamisenju-kodomo-clinic.jp/wp-content/uploads/2020/10/logo_footer.png
住所・TEL
東京都荒川区南千住7-1-1 アクレスティ南千住医療モール3F
SNS
https://minamisenju-kodomo-clinic.jp/wp-content/uploads/2020/12/instagram.png
https://minamisenju-kodomo-clinic.jp/wp-content/uploads/2020/12/facebook.png