小さいときに「おねしょ」して怒られた!ってこと記憶にありませんか?
睡眠中に無意識に「おねしょ」をしてしまうと言うことは、2~3歳頃まではしてしまいますが、年齢と共に減っていきます。ただ、5歳以上で月に1回以上のおねしょが3ヶ月以上続いてしまうことを「夜尿症」と定義されます。
いくつかの原因が考えられますが、科学的に解明されているわけではありません。お子さんは眠りが深く、おねしょをしても起きることがほとんどありません。精神的なストレスなども原因としてよく言われますが、小さいときから続いている「夜尿症」では因果関係は少ない様です。治ったかなぁ~と思ったら、半年以上経ってから再度「夜尿症」になる場合もあります。このような場合は、ストレスや生活環境の変化が引き金になっている場合もあります。夜間でおねしょをするだけではなく、昼間も尿を漏らしてしまう場合は、尿路感染を起こすようなお子さんは排尿障害の可能性もありますので、泌尿器科ご相談することをおすすめします。
そして「夜尿症」にはいくつかのタイプがあります。夜中の睡眠中に尿量と膀胱容量のバランス面から尿の量が多い「多尿型」、膀胱の貯めることが悪い「膀胱型」、両者がみられる「混合型」、そして該当しない「正常型」があります。統計的に個人差はありますが、小学生の間に改善されていることがほとんどです。